ウルトロピカルな⭐️GT(ゲーム&トレジャー)島宇宙

南の島と上空の宇宙宮殿を舞台にTRPGや特撮ヒーローなどのおしゃべりブログ。今はFFゲームブックの攻略や懐古および新作情報や私的研鑽メイン。思い出したようにD&Dに触れたりも。

「サラモニスの秘密」の追加エラッタの話

豚頭イベントについて

 

リバT『前回で終了したはずのサラモニスですが、SNEより追加エラッタが発表されたので報告です』

 

アスト「NOVAはどうした?」

 

リバT『ずっとゲームブックに耽溺していたら、ミストレス晶華やマザー翔花の機嫌を害したようです。1週間前のバースデイケーキを食べて、ハーカバーカ送りになったとか、ならなかったとか』

 

ダイアンナ「ならなかったんだね」

 

リバT『詳細はこちらを』

ダイアンナ「少し遊びが過ぎたようだね」

 

アスト「まあ、NOVAのことはどうでもいいや。それより、サラモニスの追加エラッタとはどういう内容だ?」

 

リバT『農場での作業人集めイベントなんですけど、豚頭1つにつき得られる報酬が金貨2枚ではなく、2サラコインということです。パラグラフ215番では報酬が2サラコインと明記されていたのに、462番でじっさいに報酬を受け取る際に「金貨2枚と誤記されていた」ために、受け取るお金が10倍になっていたようですね』

 

ダイアンナ「すると、ラッタピラー退治ミッションでもらえる金貨は減るな」

 

リバT『攻略記事では金貨3枚に追加報酬で6枚の合計9枚を受けとっていましたが、じっさいには金貨3枚プラス6サラコインだったようですね。そのために、農場ミッションとカエル沼ミッションの価値が逆転して、後者は最大8金貨稼げるのに、前者の方が簡単なのに稼ぎがいいという逆転現象がなくなりました。順当に、農場ミッションは金貨3枚+α(せいぜい金貨1、2枚に満たないボーナス)に落ち着き、より困難なカエル沼の方は最低が金貨3枚(値上げ交渉で金貨5枚)と、ヘビ皮を売って金貨1〜3枚の増額でお得ってことになります』

 

アスト「攻略記事では、余分に金貨5枚少し得をしただけで、その後の買い物に大きな影響をもたらすものではなかったが、ミッション1の方が2よりも単純にお勧めとは言えなくなったということだな」

 

リバT『ミッション1は簡単だけど、ボーナス入れても収入は少ない。ミッション2はそれなりにリスクがあるけど、1や(金銭的には)3や4よりも美味しく稼げると言ったところですね。鉱山ミッションも稼げる金貨は最大7枚ですから』

 

ダイアンナ「ドリー村では、呪いを解くための必要アイテムの情報も入手できるので、攻略の重要度が上がった感じだね」

 

リバT『ドリーの価値が上がったと言うよりも、農場ミッションの価値が下がったということですね。人集めによる追加ボーナス報酬が激減したので、豚頭チェックという処理が面倒なだけで利益の少ないお仕事を真面目にこなすことがバカらしくなったというか』

 

アスト「人を1人スカウトして2000円ってことなら頑張る気にもなるが、1人スカウトして200円って仕事だと何だかなあって感じだな」

 

リバT『一般人の金銭感覚と、冒険者の金銭感覚の違いも体感できますね。一般人がコツコツ稼いで、小銭のサラコインを10枚程度集めて1日を何とか過ごせる日常なのに対して、冒険者になると危険の見返りに収入がドンと10倍単位になるという。その意味でも、アランシアやファンタジー世界の経済について、貴重な体感を覚えるゲームだったってことで』

(当記事 完)

「サラモニスの秘密」攻略EX

ジャクソン最新作を終えて

 

リモートNOVA『さあ、自分の誕生日を挟んで、たっぷりと堪能できたジャクソン最新ゲームブックの攻略記事も、これで終了だ』

 

アスト「感想はどうだった?」

 

NOVA『新しいゲーム体験……とは少し違うな。FFゲームブックとしては、新しい体験だったと言えるけど。前半の「冒険者になる前のシティ・アドベンチャー的な部分」が新鮮で、ここは他にない楽しさを感じた。後半の冒険者になってから「ギルドで仕事を請け負って、攻略を進める手法」については、コンピューターゲームでもお馴染みで、ゲームブックよりはTRPGのソロアドベンチャー的な印象。

『また、「成長システムや、〈綴り呪文〉のパズルシステムが面白い」と思いながら、終盤になって伏線が収束されていき、それまで関わって来たNPCが主人公の周りに集まって来る展開はいかにもクライマックスの盛り上がりを感じて、運命神に選ばれた主人公が英雄への道を昇り詰める流れが、物語としては良いなあ、と思ったりも』

 

ダイアンナ「たまたま冒険者としての仕事に励んでいたら、王族絡みの大事件に関わったことで、国家を救った英雄と見なされる流れだね。その後、大魔術師の弟子にスカウトされて、世界を脅かす巨悪に立ち向かう導線も提示されたわけだし」

 

NOVA『40周年祭りの記念作としては、新鮮さと懐かしさ、そして初心者をも改めて引き込むストーリーの仕掛けもあって、いろいろ盛りだくさんだ。冒険者ギルドで7つのミッションを解決するミニアドベンチャー集としても、それぞれのミッションが多彩でTRPGのシナリオソースとしても、バリエーション豊かなアイデア群がいいなあ、と』

 

アスト「農家を脅かす魔物退治から始まって、危険な土地に生えている植物採取、鉱窟探検のダンジョンシナリオ、怪現象の謎を調査する情報活動、隊商の護衛任務、邪教団への潜入、そして森でのユニコーン捕獲か。1冊のゲームブックで、多彩な冒険ネタが仕込まれていて、いかにも簡易冒険シナリオ集って感じだな」

 

NOVA『ゲームブック執筆をメインにしてきたリビングストンと違って、ジャクソンの方はコンピューターゲームTRPGの方でマルチジャンル的に、FFシリーズを広げてきたという話を最近知った。

『たとえば、「ポピュラス」(89年)や「テーマパーク」(95年)、「ダンジョンキーパー」(97年)という作品で有名なコンピューターゲームのデザイナー、ピーター・モリニューが1997年に設立したライオンヘッド・スタジオに、ジャクソンも共同設立者として名を連ね、10年ほどのキャリアを積んでいる。ジャクソン自身はプログラマーではないけど、アイデア出しやディベラップメントなどでモリニューをサポートしたのだろう。そういうサポート業務は、作品製作者として名前が残るものではないから、日本では伝わりにくかったのだろうけど。ライオンヘッドの作品も、日本ではマイナーだったろうしな』

 

ダイアンナ「現在は、AFF2版の監修者という立場で、メインデザイナーのグレアム・ボトリー氏をバックアップしていたんだね」

 

NOVA『AFF2版は2011年に本国で出版され、日本語訳は2018年から。で、ゲームブックの方も2017年からスカラスティック社で再々展開が始まったことで今に至っている流れだな。現在、FFシリーズを紹介しているSNEはアナログゲームがメインの会社だから、ゲームブックTRPG以外のジャクソンの活動は積極的にチェックしていなかったし、ジャクソンもどちらかと言えば裏方サポートに回っていたから、その活動がこうして話題に上るのは本当に久しぶりになるわけで』


アスト「つまり、『サラモニスの秘密』という作品は、ゲームブック畑だけでなく、コンピューターゲームTRPGの要素を濃厚に反映した作品ということなんだな」

 

NOVA『世界観は、ジャクソンのアランシア冒険譚(「火吹山」「バルサス」「モンスター誕生」および小説「トロール牙峠戦争」)を背景世界に盛り込んで、きちんとFFシリーズらしい雰囲気を描写しながら、ゲームシステムは懐かしくも新しいという矛盾を上手くまとめ上げている』

 

アスト「名誉点を経験値とした成長システムは、TRPG的だな」

 

NOVA『冒険者ギルドの掲示板に自由に選択できるミッションが並べられて、自由な順番で攻略できるのはシステマチックなコンピューターRPG的でもある。後にTRPGのソロシナリオでも採用されたけど、1回のセッションで複数の冒険要素を準備するのは、シナリオを自作するGMには負担が大きいので、あまり一般的じゃない。まあ、プロレベルだと、カバンの中に複数のシナリオを用意していたりもするケースもあるけど』

 

 

すごいGM『ほう。このシナリオが気に入らないか。だったら、別に3本のシナリオを用意した。どれでも好きな仕事を選べ』

 

 

ダイアンナ「ダディはどうなんだ?」

 

NOVA『ほう。このゲームシステムが気に入らないか。だったら、別に3つのシステムを用意してある。どれでも好きなのを選べ……と言ったことはある(苦笑)。

『まあ、90年代は文庫RPGもいっぱい出ていたし、軽いシステムも多かったからな。今は、カバンの中に3つもゲームシステムを用意するのは難しいと思う。ソード・ワールドだけでも、基本ルールブックを3冊は最低でも用意したくなるし、サプリメントもいっぱいだ。ましてや、ハードカバーのルールブックを持ち歩いてゲームマスターをしに行くのは、ハードワークと言えるだろうな』

 

ダイアンナ「その点、AFFはルールブックもサプリメントも、薄手の冊子で軽いから、持ち運びには便利だよね」

NOVA『むしろ、今回のFFコレクション4の方が重くて、かさばるような気がする。何だかんだ言って、コレクションも20冊になったわけだからなあ。そのうち、AFFのルールとサプリメントを全部揃えるよりも、高価になるんじゃないか、とも』

 

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「サラモニスの秘密」攻略感想(その10)

とうとう最終回

 

リモートNOVA『待望だったゲームブックの大家、スティーブ・ジャクソンの最新作もついに今回で攻略完了だ。まあ、ここまでゲームクリアに必要なアイテムフラグは全て達成しているので、後は一本道のストーリーを辿り、一連の事件の経緯をまとめるだけなんだが』

 

アスト「シュリーカー事件の解決手段として、〈震える男〉にかけられた呪いを解呪しようって話に帰結するんだな」

 

NOVA『冒険者ギルドでの仕事中に、それらのアイテムを集められていたらいいんだけど、集め損なっていると、自分で冒険者失格と諦めて、田舎の農夫になることを選択するバッドエンドだ』

 

ダイアンナ「それはそれで一つの人生だと思うけどねえ。冒険者人生も決して楽じゃないだろうし」

 

NOVA『まあ、トレジャーハンティングに失敗して、残飯あさりになった挙句、指名手配されて暗殺者に狙われ、死の罠の地下迷宮に飛び込まされそうになったかと思えば、思いがけず謎かけ盗賊に拉致されるような過酷な人生を歩まされた冒険者もいるからなあ』

 

アスト「他の冒険者の話はさておき、ディートンの話に決着をつけようぜ。癒しのハンスさんは、〈震える男〉の解呪ができたのか?」

 

NOVA『解呪のためには、〈クモの森〉へ行って、〈虹の池〉を見つけないといけないらしい。それを聞いて、ロングベアードさんが「徒歩で3日もかかる」と指摘すると、ディートンは「大丈夫です。馬なら1日でしょう。運命神が馬を用意してくれました」とロガーン信者らしいことを言う』

 

ダイアンナ「完全にロガーン信仰にハマったようだね」

 

NOVA『本作に関しては、そういうロールプレイが違和感なくハマるんだよな。じっさいに運命神に導かれているわけだし。とにかく、馬に乗って蛮人ナノックと彼の率いる用心棒の一団、そしてラズニック師匠が応援に駆けつけてくれた。この、これまで関わってきたNPC集結みたいな構図がいかにもクライマックスらしくていいなあ』

 

アスト「カード詐欺師のロドリゲスおじさんはいないけどな」

 

NOVA『そこが少し残念だけど、ナノックとラズニックだけでも嬉しくなるわけだよ。とにかく、鉱山のドワーフたちに、後でサラモニスの街から仕事を手伝った謝礼があるだろうと約束して、別れを告げる。ロングベアードとハンス、〈震える男〉は用心棒の馬の後ろに乗せて、ディートンはナノックの後ろに乗った。ラズニック師匠は「とある利益団体から、きみたちの任務遂行を手伝うために派遣された」と背後関係を匂わせるようなことを言っていたが、おそらくはサラモニス王宮が要請して来たんだろうな』

 

 

ロングベアード『ところで、〈虹の池〉はスティトル・ウォードのエルフに守られているんじゃなかったか?』

 

ラズニック『そのとおりだ』

 

ロングベアード『なら、どうやってわしらを中に入れてもらうんじゃ?』

 

ハンス『心配ないさ。わたしの名前はスティトル・ウォードのエルフたちにも知られているはずだ』

 

ディートン『本当に?』

 

ハンス『何だ、疑うのか、少年?』

 

ディートン『いや、ロングベアードさんの名前は田舎の子どもでも知っているほど著名だけど、ハンスさんの名前はどうだろうって……』

 

ハンス『それだから、世間知らずの子どもは困る。癒し手と言えば、ハンスだというのはアランシアの常識中の常識』

 

ラズニック『ほう。そなたが、かの有名なヤズトロモ氏やニカデマス氏と並ぶ、大魔術師の3大弟子のお一人とは思わなかったぞ』

 

ロングベアード『何と。その癒し手だったと言うのか? いや、わしの聞いた伝説の癒し手の名は確かペン・ティ・コーラという名前だったはずじゃが……』

 

ハンス『……そんな名前など知らん。わたしは癒し手ハンス、サラモニス近辺では最高の癒し手として名を馳せる……はず』

 

ディートン『はいはい。一応、ぼくの手記には書いておくよ。癒し手ハンス。力量のほどは不確かながら、その自信満々な態度は特筆に値する、と』

 

ハンス『力量のほどはこれから明らかになる。スティトル・ウォードに行けばな』

 

ディートン『スティトル・ウォードかあ。どんなところだろう?』

 

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「サラモニスの秘密」攻略感想(その9)

最後の買い物タイム

 

リモートNOVA『前回は、ユニコーン・ミッションを終えた後、風曜日イベントで火吹山の夢冒険をクリアし、ボーナス金貨26枚をゲットしたところまで語った』

 

ダイアンナ「これで金貨は何枚になったのさ?」

 

NOVA『58枚だな。したがって〈大市場〉(バザール)へ行くのに十分な資金が貯まった。そこに向かうと、掘り出し物の豪華商品を売ってくれるブルーズ兄弟が派手に客引きをしている。しかし、そこに徴税官のオディアス・ピンチペニーが現れるんだな。彼と以前にトラブルを起こしていると金貨4枚、起こしていなければ金貨3枚を要求してくる』

 

アスト「前に金貨2枚の求職税を払っていたよな」

 

NOVA『ああ。だから今回も金貨3枚を払って、引っ込んでもらう。徴税官は支払い済みの「証明書」をくれたが、これを持っていると、次は〈大市場〉に来ることができなくなる。だから、大事な買い物は今しておかなければならない』

 

ダイアンナ「どっちにしても、買い物はこれが最後じゃないのか? 次の海曜日になったら、買い物する間もなく、最終決戦イベントが始まるようだし」

 

NOVA『その通りだ。この最後の買い物でブルーズ兄弟から以下のアイテムを購入したわけだ』

 

 

・ドラゴンのカーニクス:金貨10枚。真鍮の楽器で、青銅のラッパ部分がドラゴンの頭部のようになっている。最終決戦イベントで必須のアイテム。

 

・エルフの刃:金貨15枚。〈スティトル・ウォード〉のエルフが鍛えたと言われているショートソード。攻撃力+1。

 

・銀の鎖帷子:金貨18枚。ストーンブリッジのドワーフが作った、移動を阻害しない軽い鎧。技術点の原点と現在値に+1。

 

 

NOVA『ここまで買って、使ったお金は金貨43枚。徴税官に支払った3枚も合わせて46枚減って、残り金貨は12枚だ。他に、2分の1の確率でダメージを1点減らしてくれる盾(金貨6枚)や、戦闘中のダメージ回復ができる体力ポーション(金貨4枚)を買うという考えもあったが、そこまでしなくてもラスボスには十分勝てるだろうと思ったので、お金は残しておくことにした。今、考えると体力ポーションを2本ぐらい買っておけば、万が一のための保険になっていたかもしれないが、この後は大きな事故もなくクリアできたので結果オーライということにしておこう』

 

アスト「最悪の事態に備えて、打てる手は全て打っておくというのが優秀な指揮官の資質だがな」

 

NOVA『ゲームをするのに、そこまで神経質にはなれないな。まあ、完璧な最善手を駆使しないとクリアできないゲームというのもキツいだろうが、コメント欄では「冒険後の成長はなしというルールで、盾やポーションも買ってラスボスに何とか勝てた」という話も聞いたので、なるほどな、そういうプレイスタイルもあったのか、と感心した次第』

 

ダイアンナ「同じ料理でも、それぞれ違う好みの調味料(ソースか醤油かケチャップかマヨネーズか)をかけて味わう個々のスタイルがあるように、同じゲームでも、それぞれのプレイスタイルがあるってことだね」

 

NOVA『自分でプレイしている時には、いろいろ考えて、これ以上の最適解はないという錯覚に陥りがちだが、他の人が別のやり方でクリアしましたって話を聞くと、なるほど、そういうやり方もあったか、と目から鱗とか、ちょっとしたアハ体験を覚えることもある。それは快感だったりもする』

 

アスト「自分のやり方を否定されたように受け取って、不快になったりする者もいるようだが?」

 

NOVA『そいつは狭量すぎるだろう? まあ、こういうやり方もあるって言うのと、こういうやり方しかダメだって言うのでは、受け止め方も変わって来るだろうが、それは言葉遣いの問題であって、俺が「最善手とか最適解とか」言ってるのも、あくまで俺の考えた範囲でのことを言ってるし、他の人が違うやり方で楽しみ、攻略しているのを批判するつもりは毛頭ないとは言っておこう』

 

ダイアンナ「ネットではどんな人間が読むか分からないから、あらぬ誤解を招く可能性があるからね」

 

NOVA『で、最終ミッションをプレイする前のディートンのデータはこうだ』

 

真ディートン(風曜日の買い物後)

 

技術点6+5=11(装備+2)→戦闘時の技術点13

体力点12+1=13

運点6+3=9

 

名誉点10→14→17→18

 

所持金:金貨12枚

 

技能:綴り呪文、幸運(振り直し・残り1回、運だめし自動成功・残り3回)

 

所持品:短剣、替えの服、『逆風平原の伝説』の書、街の地図、小アクセサリー、冒険者ギルドの認可状、リーブラの聖印、食料6食、メデューサ草、蜜蝋、空の瓶、ロープ、黄金の樫の葉、アリコーン、徴税済み証明書、ドラゴンのカーニクス、エルフの刃(攻撃力+1)、ドワーフの鎖帷子(原技術点+1)

 

ロガーンのお告げ:黒ユニコーンを探せ、角は取るな。シュリーカーの血は呪いを破る助けとなる。どくろの印には気をつけろ。

 

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「サラモニスの秘密」攻略感想(その8)

ユニコーン・ミッションの前に

 

リモートNOVA『シャザールへの護衛旅からサラモニスに帰って来たディートン。翌日、農場でラッタピラーを撃退して、もう一仕事、軽く済ませたわけだ』

 

真ディートン(土曜日)

 

技術点6+5=11

体力点12+1=13

運点6+2+1=9

 

名誉点10→14→17→18

 

所持金:5サラコイン、29金貨+9枚

 

技能:綴り呪文、幸運(振り直し・残り1回、運だめし自動成功・残り3回)

 

所持品:短剣、替えの服、『逆風平原の伝説』の書、街の地図、小アクセサリー、冒険者ギルドの認可状、リーブラの聖印、食料2食、メデューサ

 

ロガーンのお告げ:黒ユニコーンを探せ、角は取るな。シュリーカーの血は呪いを破る助けとなる。どくろの印には気をつけろ。

 

ダイアンナ「1名誉点と9金貨を稼いで、運点を+1したんだね」

 

NOVA『そして、残すところはミッション6と7の2つの攻略必須仕事。自分は先にミッション7のユニコーンに挑んだ。4ミッション果たす前に、できるだけたくさんお金を稼ぎたいなら、先にミッション6を果たす方がいいんだけど、ジン枢機卿は技術点10の強敵なので、簡単に片付けられるユニコーンの方を先にしたんだ』

 

アスト「ユニコーンって弱いのか?」

 

NOVA『弱くはないぞ。技術点11、体力点12でラスボスの次に強い能力なんだが、実はユニコーンと戦って倒してしまうと、攻略失敗するんだ。このユニコーン・ミッションを攻略成功させるための選択肢は、見つけ出すのが結構大変なんだが、一度、正解が分かってしまえば、特に〈綴り呪文〉を習得している場合は、何のリスクもなく、ダイスを振ることもなく、あっさりと達成できる。正解パラグラフが分かっているなら、ミッション4の叫ぶ空と、ミッション7のユニコーンだけはリスク0になる』

 

ダイアンナ「だったら、その正解を示してもらおうか」

 

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「サラモニスの秘密」攻略感想(その7)

シャザールへの護衛旅ミッション

 

リモートNOVA『地元の冒険では、あまりお金を稼げなかったディートン。そこで、出稼ぎ旅行に南部平原のシャザールに向かうことにした。その南には、どくろ砂漠があって、シャザール自体はアラブのエスニックな商業都市のイメージ。本作の冒険では一番の遠出ということになる』

 

アスト「蛮人ナノックが護衛部隊の隊長って話だったな」

 

NOVA『ああ。経験豊富な彼の指揮下だと安心できるってものだ。サラモニスを立って2日後の夜、護衛部隊の集会が開かれた。この先の旅程を「ぎざ岩高地の麓を通る南西近道ルート」か、遠回りになるが「ヨーレの森の北端を回る通常交易ルート」にするかの意見を話し合って、投票で決めたいそうだ』

 

ダイアンナ「ぎざ岩高地ってことは、バルサス・ダイアの支配下だね。危険じゃないかい?」

 

NOVA『危険だな。じっさい、〈格闘〉技能を持っていなければ、かなり危険だ。技術点7のダイア・ウルフに乗ったゴブリンライダーが襲撃してくる』

 

アスト「技術点7なんて、ザコじゃないか」

 

NOVA『その岩ウジと戦って死にかけたのがディートンだからな。慎重にもなるさ。勝てば、金貨5枚と8サラコインの戦利品も得られるし、体力回復手段(具体的には食料)が十分にあるなら、そっちを選ぶ方がいいかもしれない。ナノック隊長と傭兵2人はそちらに向かう方に投票し、残り3人は慎重に北回りルートを主張した。そんなわけで、最終決定権はディートンの1票で決まることになる』

 

 

ディートン『ぼくたちは女子供を引き連れての道中です。近ごろはバルサス・ダイアの力が増大しているとも聞きますので、危険は避けた方がいいかと考えます』

 

ナノック『そのために俺たち、用心棒が雇われたんだ。怖気づいて、どうする?』

 

ディートン『そう考えて、先日の冒険でサラモン王の鉱山に入ったのですが、思わぬ痛手を負いまして(苦笑)。どうも、北の方では混沌の気配が高まっているようです。一方、南でも同じ気配が高まり、サラモニスを挟んで、2つの混沌が激しくぶつかり合うのではないか、と予見がありました』

 

ナノック『予見だと? 誰のだ?』

 

ディートン『運命神ロガーンです。先日、神殿に誘われまして、未来の予兆を告げられました。また、最近、習得した〈綴り呪文〉でも不吉な前兆が。ここは慎重に行動するべきかと考えます』

 

ナノック『むむっ。神とか魔術のことはよく分からんが、バルサス・ダイアも強力な妖術師将軍と聞く。お前には我々のような戦士には見えない何かが見えているのかもしれん。いずれにせよ、お前の1票で決まるということだ。神とか、魔術ではなく、冒険者としてのお前の判断に従おう』

 

ディートン『一人前の冒険者として認めてくれて、ありがとうございます』

 

 

NOVA『こうして、ディートンは多少なりとも魔術や予兆の専門家、軍師役として、わずかばかりの信用を勝ち得たということだ』

 

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「サラモニスの秘密」攻略感想(その6)

改めてミッションに挑む

 

リモートNOVA『エラッタ適応前の強ディートンがミッション攻略順番を間違えた結果、必要名誉点とアイテムが揃わずに攻略失敗した話は語った。その後、キャラクター作成に一般人スタートのエラッタが示され、初期状態が技6、体12、運6という弱小バージョンから始まることを知って、いろいろ考えた末の物語が今回だ』

 

アスト「ただ、攻略順番を調整するだけじゃダメなんだよな」

 

NOVA『初プレイの段階では、できるだけ早く冒険者になるということを優先して、その前に名誉点を稼ぐことを軽視したんだよ。でも、それだとミッション6(ジン枢機卿)とミッション7(ユニコーン)を受注するのに必要な名誉点16に到達できないことを知った。冒険者になる前に、いかに多くの名誉点を稼ぐかを考えて再攻略したのが、こちらの記事だ』

ダイアンナ「冒険者としてミッションを開始する前に、名誉点は10点ぐらいまで稼ぐことができる。3ミッション達成する前に、あと6点稼げればミッション6と7も受注できるわけだね」

 

NOVA『3ミッションで名誉点6というノルマだと、名誉点1しかもらえないミッション1と2は外れということになる。そこで巧妙な仕掛けとなっていたのが、ミッション4と3がリンクしていたという点だ。3から4には行けないが、4から3には行ける。それぞれが名誉点2を稼げるので、これらを一気にクリアできれば名誉点4を一石二鳥で稼げる寸法だ』

 

アスト「逆に言えば、そこまで緻密に名誉点を稼いでいかないと攻略困難なゲームだったってことだな」

 

NOVA『最初は自由度が高くて、いろいろな展開を楽しめるように見えたが、実はその中で最適解を見つけて、ある程度、適切な順番を組み立てて行かないと最後まで進められないという仕掛けになっている。もちろん、一度クリアしてからも、別の技能習得を試してみる融通は残されているが、仮に技能を全く習得せずに(技能習得の際の名誉点が得られない)クリアできるのかが怪しいものだと思う』

 

ダイアンナ「ダディの真ディートンは、〈綴り呪文〉で+2、リーブラの聖印で+1の名誉点を得て、合計名誉点が10だった。もしも、技能を何も習得しなかったら、名誉点7でミッション開始しないといけないから、3ミッションで名誉点9を稼がないといけない」

 

NOVA『不可能だな。街のどこかで名誉点をさらに2、3点多く得られる仕掛けがない限り、技能なしで本作をクリアするのは不可能ではないか、と思っている』

 

アスト「あえて技能なしという高難度で挑戦することもできるかもしれないが、それでは解けないようになっているわけか」

 

NOVA『もしかしたら、俺が気づいていない名誉点の稼ぎ方があるのかもしれないけど、今のところ、技能なしは名誉点が足りないという理由で、無理ゲーと考える。まあ、単にクリアするのが目的の場合、あえて不利になる縛りモードを設けるのは、あまり賢明とは言えない。そういうのは、ゲームをクリアした後のやり込みゲームの領域だからな。他にもやりたいゲームブックがいっぱいある以上は、そこまで一冊のゲームに時間を割く余裕はない』

 

ダイアンナ「こうやって、攻略記事を書いているだけでも、ゲームブック愛は十分表明できているだろうしね」

 

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