★空虚な監視所
晶華「ハイラスおじさん、お久しぶり〜。リバTちゃんも一緒だよ〜。この秋から、ここでD&Dと合わせて、パグマイアRPGの話をするから、挨拶に行って来いって、NOVAちゃんが。はい、これ、お土産〜」
シーーン
晶華「あれ?」
リバT『反応がありませんわね』
晶華「おかしいなあ。おじさんはここで時空監視の仕事をしているはずなんだけどなあ」
リバT『入浴中なのかもしれません。あるいは、近隣をパトロールしているのかも』
晶華「だったら、監視所に接続しているアストロ・メガネスターに連絡をとってみて。ドクター・ウルシェードさんと一緒にいるのかも」
リバT『了解しました。(少しして)連絡とれません。メガネスターは、この近辺にはいないようですね』
晶華「どうしてよ。不用心もいいところよ。誰もいない空き家みたいなここに、泥棒さんが入って来たらどうするのよ?」
リバT『宇宙空間にある、このアステロイド監視所に泥棒に入る輩がいるとは考えられませんが』
晶華「分からないわよ。時空魔術師のNOVAちゃんの敵なんだから、時空転移能力を持っていても不思議じゃない。油断してると、背中からバッサリだ」
謎の声『ケケケケケイソーン!』
晶華「え? この声、もしかして? キラヤバー、とりあえず花粉分解で避ける!」
大きな刃が晶華のいた場所に振り下ろされる。
晶華「ふう。とりあえず、かわせたけれど、どうして殺人鬼のケイソンさんが、ここにいるのよ〜!(涙目)」
(当記事 完。次話「花粉症ガールと殺人鬼」につづく)