@まだT&Tかよ
アスト「さて、うるさいNOVAの奴が去ったので、予定どおりD&Dの聖戦士の話でもするか」
NOVA『ちょっと待った』
アスト「ぶっ。お前、しつこ過ぎないか? そんなにオレのことが好きなのかよ」
NOVA『気持ちの悪いことを言うな。俺が好きなのはT&Tだ。もちろん、ソード・ワールドも好きだから、T&Tの倍のペースで記事書きしているんだがな。で、今日はミスの修正に来た』
アスト「ほう。他人のミスをあれこれ言っている奴が、自らもミスをするとはな。こいつは面白い。NOVAの落ち度をオレが嘲笑う時間ということだな」
NOVA『何を言っているんだ。俺は確かにミスをするが、他人に嘲笑われる前に、俺がネタにして笑う男だ。面白いミスなら一緒に笑おう。つまらないミスは、ただのミスだ。どっちにしろ、研究活動の途上でミスは付きもの。しかし、そのミスを放置せずに、しっかり修正を施して学ぶのが研究者ってものだ』
アスト「つまり、お前は他人に厳しく、自分にも厳しいと言いたいわけだな」
NOVA『いや、他人には優しいつもりなんだがな。ちょっとしたミスや過ちには、目くじら立てていないし。ただ、ちょっとしたというレベルでないくらい、ミスを連発しているのに、自分で気付いたり、修正したりしない者には、厳しく指導せざるを得ない。テストで6割とっていれば合格点だろうし、より難しい学校なら7割、8割と目標ラインを上げていくが、大体の子は6割前後で頑張っていると言える。そこをクリアしてから、さらに頑張れるかって言う話だが、半分とれない子、3割以下の子になると根本的に勉強の仕方を見直さないといけないし、相手のレベルに応じた付き合い方ってのは、教師じゃなくても考えるだろう』
アスト「まあ、能力や見識に応じた振る舞い方もあるよな」
NOVA『趣味は学業と違って、他人と比べてどうこうじゃなくて「自分の好きやこだわりをどう表明するか」がポイントなんだよな。もちろん、対戦ゲームの勝ち負けみたいな判定できるものもあるけれど、多くの趣味においては「勝ち負けじゃなくて、お互いに楽しみ合えるかどうか」が趣味仲間としてのポイントだから、自分のこだわりを分かってくれる相手には嬉しく思うし、また自分が相手のこだわりに感じ入れることを表明して、相互理解や共感のコミュニケーションをつないで行くもんだ。
『好きだから追っかける。そうすると、隣で並走している誰かがいる。時には負けるもんかとスピードアップしたり、互いのペースが噛み合って一緒に走っているだけで楽しかったり、相手のペースが落ちてきたなと思ったら気になって自分もペースダウンしたり、同じ道を走っていたら、いろいろな関わり方がある。そこに横から飛び出してきてぶつかったり(可愛い女の子ならそれもまた運命❤)、いきなり足を引っ掛けたり、勝手に転んで助けて下さいとしがみついて来たり、道に汚物をばらまいて行ったりすると、快適なランニングが台無しになる。ランニングなら事故は少ないと思うけど、車だと無理に幅寄せしたり、煽り運転したり、逆走したり悪質な運転はいろいろあるが、「俺のドライビングテクニックを見せてやるぜ」的なことを一般道路(訂正:人の家の前の私道)でやって、しかも下手くそで事故ったというのが洒落にならんな』
アスト「で、お前が警察学校で交通課に所属した後、退職した人間で、戦う交通安全を啓蒙しているおじさんのような気になっているのか?」
NOVA『いや、警察は戦う交通安全なんて言わないだろう? 警察だったら「本官の許可なく……」とか「ジャッジメント・タイム」とか「ひとっ走り付き合えよ」とか「対バイオロン法第一条」とか、そういうものじゃないのか?』
アスト「どうでもいい話だな」
NOVA『ああ、本当にどうでもいい話だ。人、これを無駄話、ナンセンストークという』
アスト「そんな物に、オレを巻き込むなよ」
NOVA『まあ、そう言うな。俺とお前の仲じゃないか』
アスト「そう思っているのは、お前だけだ。どういう仲なのか聞きたくもないが」
NOVA『無駄話に付き合ってくれる相手というのは貴重なものだぞ』
アスト「だったら、オレはお前の貴重な相手にはなりたくない。意味のあることを喋れ」
NOVA『では、ここから本題だ』
@T&T8版とは何か?
NOVA『最近気付いたんだが、俺がこれまでT&T8版として語ってきた2015年発売のデラックス版、邦訳題の完全版は、実は8版ではなかったかもしれないんだ』
アスト「何だと? お前はこれまでオレたちを騙していたというのか?」
NOVA『フフフ。騙される奴が悪いのだよ。だから……この俺が悪いんだよなあ。ええと、謝る前に言い訳を聞いてくれるか?』
アスト「先に、オレと読者に謝れ。悪いことをしたら謝れ、というのは良太郎だってモモタロスに言っている」
NOVA『だが、私は謝らない、と烏丸所長も言っている。とにかく、謝る必要があるかどうかは、先に言い訳を聞いてくれ。いや、聞かなくても勝手に言い訳するけどな』
アスト「じゃあ、3行でまとめろ」
NOVA『難しい要求だが頑張ろう。日本のWikipediaでは完全版が8版と書いてあって、英語のWikipedia では8版扱いのフランス語版が別にあって完全版は9版扱いされているそうだ』
アスト「つまり、お前は日本のWikipediaの記述に従って、完全版を8版だと思い込んでいたが、この広い世界には真の8版が存在していた、というわけだな。まるでガンダムNT1、通称アレックスが昔はガンダム4号機扱いされていたのに、その後、別にガンダム4号機や5号機以降のMSV黒歴史がもう一度発掘され、アレックスは4号機の座を明け渡したみたいなものか」
NOVA『その例えを言うなら、ターボレンジャーが放送当時は10大戦隊の後を継ぐ11番めとされていたのに、後にゴレンジャーとジャッカーも戦隊シリーズの枠に改めて組み込まれ、ターボレンジャーは13番めのスーパー戦隊とされているようなものだな』
アスト「……例え話を出すと、どんどん話が寄り道脱線してるって気付かないか?」
NOVA『今、指摘されて気付いた。例え話が寄り道の元の一つだったことに。ところでルパンレンジャーとパトレンジャーは、どっちが42番めで、どっちが43番めかと物議を醸した時期もあったが、結局、2つまとめて42番めで、リュウソウジャーが43番め、キラメイジャーが44番めで、次のゼンカイジャーが45番めという形に落ち着いたようだな』
アスト「脱線を戻せよ」
NOVA『今、戻すよ。最初のスーパー戦隊のゴレンジャーが、先週最終回を迎えた仮面ライダー剣の後配信として、今夜からYouTubeで始まるんだが、それはT&Tと同じ1975年に始まった。つまり、T&Tの歴史とスーパー戦隊の歴史は俺たちの知らないところで、つながっていたんだよ』
アスト「何だって?」
NOVA『それが証拠に、Tで始まるスーパー戦隊は、ターボレンジャー、タイムレンジャー、トッキュウジャーの3つ……って意外と少ないでやんの。これじゃ証拠にならねえ』
アスト「もう少し、考えて喋れよ」
NOVA『いや、一番多いのはゴレンジャーを始めとする、Gで始まるスーパー戦隊だって分かっていたんだよ。ゴレンジャー、ゴーグルファイブ、ギンガマン、ゴーゴーファイブ、ガオレンジャー、ゲキレンジャー、ゴーオンジャー、ゴセイジャー、ゴーカイジャー、ゴーバスターズの10個もあるんだからな』
アスト「だけど、G&Gって名前のゲームはないだろう。念のため、Dで始まるスーパー戦隊はいくつある?」
NOVA『デンジマン、ダイナマン、ダイレンジャー、デカレンジャーの4作だな。他に4作なのは、Jで始まるジャッカー、ジェットマン、ジュウレンジャー、ジュウオウジャーと言ったところか』
アスト「Aで始まるのは、アバレンジャーとアキバレンジャーの2作」
NOVA『非公認を入れるなよ。俺の頭文字Nで始まるのは、たった1作、ニンニンジャーしかないというのに』
アスト「他に多いのは何がある?」
NOVA『Kだな。カクレ、キョウリュウ、キュウレン、キラメイの4作』
アスト「カーレンジャー……はCか。チェンジマンと同じ枠」
NOVA『Bは、バトルフィーバーJ、バイオマン、ボウケンジャーの3作』
アスト「……って、いつまでこういうことを続けるつもりなんだよ?」
NOVA『ええと、今で何作まで出てきたかな? (いろいろ数えて)33作か。ここまで来ると、パーフェクトを目指したくもなるが、全部終わらせた後で無性に虚しくなりそうなので、話を切り替えて、まだ出てないアルファベットを探す方が良さそうだ。(Aから順に数えて)うむ、この俺の緻密な調査活動の結果、2つのことが分かった』
アスト「期待せずに聞くが、何だ?」
NOVA『数多いスーパー戦隊の題名で、母音頭文字がAとOの二つしかないこと。つまり、E、I、Uの3つにこれから注目が当たるであろう』
アスト「うむ、それで?」
NOVA『五十音で考えると、ヤ行とワ行、つまりYとWで始まる戦隊タイトルがないんだ。ヨーカイジャーとかワンダーファイブとかはない。まあ、今後ワンダーファイブなんて作品が登場すれば、WVと省略して草が生えそうなんだがな』
アスト「言いたいことはそれで終わりか。だったら謝れ」
NOVA『何で?(キョトン)』
アスト「元はと言えば、T&T完全版を8版と誤認していたことに始まる記事だったはずだぞ」
NOVA『しかし、俺はそのフランス語版のT&T8版を実際に確かめていないんだよ。もしかすると、ネットに書かれている情報が間違えている可能性だってある。事実をしっかり確認した上で、「確かにフランス語版こそ真の8版だ」と確信できる情報が手に入ったり、完全版のルールブックのどこかに「これは9版です」と書いているような記述が見つかれば、その旨を記事にして報告し、以降は新たな事実に基づいて今後の記事内容を訂正するとしよう。それまでは当面、「完全版=8版というスタンス」を崩さないまま、ただし「フランス語版を8版と認定する説に従うなら、完全版=9版という考え方もある」としておこう。まあ、邪馬台国が畿内説と九州説の両論あるようなものだな。両論併記の上で、自分の主張を根拠込みで保持するのが研究者の態度であると考える』
アスト「とにかく、紛らわしいから今後、完全版は完全版と記した方がいいんじゃないか?」
NOVA『あるいは現T&Tとか、今のT&Tといったところだな。大体、今のT&Tについては、俺も今年になってから、本格的に研究をやり直し始めた付け焼き刃の素人みたいなものだぜ。昔とった杵柄の延長というか、まだまだ調査が甘いところもあるのは確かだ。ただ、趣味研究者の誠意としては、間違いは間違いとしてしっかり認めもするし、新しい事実が見つかれば報告もする。自分の管理するブログの記事なんだから、書き捨てはしないと約束する』
アスト「だけどまあ、T&T話はこれで完全に締めくくるわけだろう? こっちはオレに任せて、翔花ちゃん救出に専念しろ。何だったら、オレがお前の代わりに妖精郷のGMをして、翔花ちゃん救出に尽力してやっても構わないんだぞ」
NOVA『そんな大役をお前に任せられるか。翔花救出は俺の仕事だ』
アスト「おう。その代わり、無事に助け終わったら、お前とアッキー様と翔花ちゃんの3人で遊びに来い。昔、タイムジャッカーとして、いろいろ迷惑をかけた件もきちんと謝っておきたいんだよ」
NOVA『ジャッカーか。剣の後は、ジャッカーの配信を期待していたんだけどなあ。まあ、ゴレンジャーだってもう一度見ると、何か面白いネタにできるかもしれないしな。これから見てくる』
アスト「だから、ゴレンジャーよりも妖精郷へ行けって言ってるだろうが……って、通信を切りやがった。しかも、今回はTRPG記事のはずだったのに、いつの間にかカテゴリーが『雑談』に切り替わってやがる。思いきり無駄話に付き合わされちまったぜ。NOVAの野郎、一体、何をしたかったんだ?」
ダイアンナ「ゲーム以外の話もしたかったんじゃないのか?」
アスト「ここでか? ゲーム&トレジャーライフなのに?」
ダイアンナ「ダディーのお宝には、特撮ヒーローも入っているのさ」
アスト「だったら、ゲーム&特撮ライフでGTライフと考えてもいいのかもな」
(当記事 完)