ウルトロピカルな⭐️GT(ゲーム&トレジャー)島宇宙

南の島と上空の宇宙宮殿を舞台にTRPGや特撮ヒーローなどのおしゃべりブログ。今はFFゲームブックの攻略や懐古および新作情報や私的研鑽メイン。思い出したようにD&Dに触れたりも。

道化師と、ローグライクハーフの話

さらにもうひと記事

 

NOVA「実は、道化師というネタで、こちらにも話をつなげるつもりだった」

https://ftbooks.xyz/ftnews/gamebook/RogueLikeHalf_NewClass_Jester.txt

 

アスト「ああ、『凶兆の九星座』だけじゃなく、ローグライクハーフにも新職業が実装されたのか」

 

NOVA「ちょっとローグラは、俺も最近はアンテナが十分張れていなかったから今どうなってるのか、よく分かっていなかったんだな。メールマガジンのFT新聞でも購読すべきかとも思ったが、日々の読むものが増えてもノルマになってキツいと感じたから、行きつけのゲーム店で見かけたサプリだけ買って、まったり追跡しようかと考えていたんだが、FT書房のあれこれ展開が順調すぎて、こっちのフォローが追いつかない状況になっていた。だから、この辺りで、まとめてみようかと思ったんだ」

 

まずは手持ちの関連商品

 

NOVA「基本ルールと、最初のシナリオ『黄昏の騎士』はここでも攻略リプレイを書いたから、特に説明は要らないな」

 

リバT『一応、簡単に職業だけでも紹介すると、RPG基本4職の戦士、魔法使い、聖職者、盗賊の4種。ただし、厳密には、そういう職業の呼称はされていないのですね』

 

NOVA「基本ルールには、4種類の副能力値を選ぶだけで、筋力点、魔術点、幸運点、器用点のそれぞれを、便宜上、戦士、魔術師、僧侶、盗賊とここで表現しただけ、となる。まあ、意味合いとしては間違っていないだろうが、ローグライクハーフ用語としては、基本4職の職業名はルールとして確定していないんだ」

 

リバT『だけど、その後、中級ルールで確定したようですよ。戦士、魔術師、僧侶、盗賊で』

NOVA「ああ、だったら問題ないな。ええと、その後、追加職業がどんどん増えたんだが、チェックを怠ってるよな」

リバT『グラマスが昔のゲームブックや、TRPGの懐古話に現を抜かしているうちに、時代はどんどん進んでいるのですよ』

 

NOVA「それを今から、サプリメントをチェックしながら、順に確認しようってことだろ。とにかく、第2シナリオは『混沌迷宮の試練』だ。ここまでは、当ブログで攻略した」

ダイアンナ「おかげで、あたしの魔法剣士ダルタニアと、アストの盗賊アートスはレベル16まで育った。最終記事はこれだ」

NOVA「太刀持ち従者ターコイズと、ランタン持ちのランちゃん、そして火吹き獣のロッシーを連れて、旅立つんだったな。そして、異世界に飛ばされて、この冒険をプレイする予定だったんだ」

リバT『これは、レベル16以上の中級ルールが実装された初のシナリオですので、成長したダルタニアさんと、アートスさんにはちょうどいい、と考えてのことでした』

 

アスト「だけど、どういうわけか、オレたちは別の異世界、タイタン世界のクール大陸、フェンマージおよびサソリ沼に飛ばされて、違う冒険をする羽目になったんだ」

 

NOVA「すべてはロガーン神が悪い。文句があるなら、グロナールに言え」

 

ニコング「で、『ドラゴンレディハーフ』はいつプレイするのでごわすか?」

 

NOVA「読者からリクエストがあれば、優先するかもしれないが、今はFFゲームブックの攻略記事の方が、読者ウケがいいようだからな。FFに飽きることがあれば、ローグラに寄り道するかもしれないが、確定はできない。というか、お前たちの冒険なんだから、俺の意思とは関係なく、お前たちが勝手に冒険して、記事書きしたらどうなんだ? 俺に代わってよ」

 

リバT『私どもは、まだ経験値が足りていませんので、マザー翔花やミストレス・アッキーと違って、グラマスの意思を無視して、勝手に記事書きするような[スキル・自動筆記]は習得しておりません』

 

NOVA「まあ、俺の経験上、雑談だったら、自動筆記が発現するが、きちんとルールを使うゲームのプレイで、自動筆記は発動したことはないんだよな。たぶん、雑談は無意識で文章化できるのだが、アナログゲームのプレイは無意識で進めることはできないのだと思う。無意識でTRPGの攻略記事が書けるようになれば、俺のTRPGレベルも、コンパニオンを通り越して、マスターレベルに達したと認定できそうだ」

 

アスト「無意識で、寄り道脱線するスキルは習得しているみたいだな」

 

NOVA「寄り道脱線マスターの称号を与えられても、嬉しくはないんだが。まあ、寄り道脱線した話を続けているうちに、思わぬセレンディピティに出くわしたり、アイデアが浮かび上がったりすることもあるわけだから、寄り道脱線気まぐれ混沌脳にも使いどころはあるわけだが」

 

コンパーニュで予定していた2作

 

NOVA「さて、昨年はコンパーニュでも、ローグライクハーフをプレイしようか、という話になって、この2作をプレイしようか、という予定だけはあったんだ」

NOVA「ここまでが、俺の購入済みローグライクハーフ。ただ、今、boothの方の紹介記事も確認して、気づいたことがある」

 

ニコング「何でごわすか?」

 

NOVA「俺が買ったのは、物理書籍版の『あやかし』なんだが、電子書籍版には、都市サプリメントの〈東国都市キョウ〉と新職業【影法師】のデータが付け加わっているそうではないか。何だか、自分が買ったものが不完全版だと知ると、残念な気持ちが込み上げてくる」

 

リバT『【影法師】のデータの一部は、こうなっているみたいですね』

NOVA「へえ、〈式神〉が使えるのか。陰陽師みたいなものか……と思いつつ、他の術を見てみると、〈天照丹〉は何だか神道っぽいし、〈九字護神〉は真言密教風味。和風の術者要素をテキトーに混ぜこぜした似非宗教職じゃないか。いや、ゲームの職業に、リアルの宗教観を持ち込みすぎるのは野暮だってのは分かっているけど、俺にとっては、ちょっと魅力が薄れたな、【影法師】。お前はずっと物理世界に出られない、電子の影職として引きこもってろ」

 

アスト「何を、キャラデータとケンカしてるんだ、お前は。大人げない」

 

NOVA「そのうち、東洋サプリが出て、【影法師】も含む完璧版データが出版されることを願ってます」

 

ここから先は未購入サプリ

 

NOVA「で、たぶん順調にローグラ攻略記事が続いていたら、次のシナリオも購入していたと思う。しかし、未プレイ製品を消化しないうちに、どんどん新作を購入していくと、積ん読書籍と同じで、嬉しさと申し訳なさが鬱屈しそうになるから買わずに来たんだが、久々にローグラのboothを見ると、こんなにシナリオが増えているんだな。かなりビックリ」

NOVA「FT書房の公式シナリオ&データ集は、boothでは残り5つだが、それ以外にサードパーティとも言うべきファンたちの私製シナリオやリプレイがいっぱい。いわゆる同人誌なんだけど、FT書房自体が同人活動的なところがある集団なので、ローグラの可能性に惚れ込んだファンの公式認定作品と言ったところか」

 

リバT『ローグラが世に出たのは、2023年の春ですから、3年足らずのうちに、ここまで盛んになったんですね』

 

NOVA「さすがに、FT書房製のシナリオ紹介に絞らせてもらうが、充実したシナリオの数々は、感じ入ったと言っておこう。今度、ローグラと『モンスター! モンスター!』を始めとする雑誌をFT書房さんが出版しようか、という話を、代表の杉本ヨハネさんがXポストで語っていて、彼がかつての『ウォーロックマガジン』の編集長だと知っている身には、期待をしてみる次第だが、半分以上マダミス雑誌化した今の『GMウォーロック』には微妙な気持ちも抱いている自分としては、お気に入りのTRPG雑誌のエッセンスが濃厚に入ってそうな新雑誌には期待してみたくもあり」

 

ダイアンナ「マダミスには興味がないのか?」

 

NOVA「マダミスはネット上で公開してはいけない秘匿情報が多すぎて、ブログ記事のネタには使いにくいんだよ。面白いマダミスのリプレイ文章があれば嬉しいんだけど、そういう素材として使えるなら、俺も書いてみようかなって気にはなるけど、そもそも秘匿情報の多いマダミスとネタバレ攻略記事は相性が悪すぎる。それに他人さまのマダミス感想を読んでも、ネタバレ禁止を気にして、内輪の参加者にしか面白さが伝わりにくい過渡期のファン活動になっている。犯人当ての推理劇という構造は楽しそうだと思うんだけど(そこに各キャラの個人的な目的が絡んできて、嘘と真実の駆け引きが悲喜交々)、要はシナリオ設定付きの複雑な人狼なんだよな」

 

リバT『グラマスNOVA。ローグラの話のはずが、マダミスに寄り道脱線してますよ』

 

NOVA「おっと。マダミス雑誌よりも、ローグラ雑誌に期待したいって話だったんだ。改めて、ローグラ未購入サプリの話をば」

 

★女王の肉

 令和6年の春サプリ。

 城塞都市ドラッツェンを舞台とした、悪の女王ネヴリーナを討つ壮大な冒険譚(らしい)。

 ここから新職業を投入するようになり、まずは【錬金術師】が登場。

 錬金術師は、幸運点に基づく職業で、〈怪物作成〉やつるはしのように壁を掘り進む〈掘削〉、さまざまなアイテムを作成する能力を持ちます。

 金がない序盤にアイテムを揃えるのに便利そう。戦闘では、強力な怪物を作成できると強力そうかも。直接の武力を持たないので、仲間を強化する便利なサポーターになるかな。

 

★巨大樹の迷宮

 『女王の肉』と同時発売。

 南方の冒険都市カラメールで、ジャングルの中にそびえ立つ巨木の内部を登って、巨鳥にさらわれた人物を救出するシナリオ(らしい)。

 新職業は【怪物狩猟者】。

 器用点を用いる盗賊の亜種みたいな能力で、野外の罠を察知したり、飛び道具や二刀流などを使いこなす、要はレンジャー的な職業。

 

NOVA「この2作は、どちらも適正レベルが15までなので、ダルタニアたちの冒険には使えない。もしも、購入するなら、『巨大樹の迷宮』→『女王の肉』の順番でプレイし、職業は【錬金術師】と【怪物狩猟者】のコンビプレイでやるといいのではないだろうか」

 

アスト「そういうのを取らぬ狸の皮算用と言うんじゃなかったか? まだ未プレイのシナリオを残しているのに、次のシナリオのことを考えているんじゃねえよ」

 

NOVA「別にいいじゃないか。先の未来が見えるからこそ、今の目標がはっきりすることだってあるんだから」

 

★廃城の秘宝

 令和6年の夏サプリ。

 神聖都市ロング・ナリクを舞台とした、シンプルなダンジョンアドベンチャー(らしい)。

 新職業は【聖騎士】。

 癒しの能力を持った戦士という、普通に上級職という感じの勇者職ですな。

 

アスト「だったら、誰も戦士を選ばずに、聖騎士を選ぶだろう? 戦士の方に強みはないのか?」

 

NOVA「詳細を確認しよう。戦士は〈全力攻撃〉〈全力防御〉〈かばう〉の3つの能力を得る。聖騎士は〈かばう〉が使えない。代わりに〈全力攻撃〉〈全力防御〉〈神の加護〉〈癒しの光〉〈神撃〉のどれか2つと、固定能力〈高潔な魂〉を得る」

 

アスト「つまり、戦士は固定能力3つを持ち、聖騎士は選択の自由があるわけか」

 

リバT『〈かばう〉は従者も含めた誰かの代わりに防御ロールを肩代わりすることですね。基本的には、従者を戦闘で殺されないようにする能力ですが、罠からかばうことはできません』

 

ニコング「従者の命は、はかないものでごわすな」

 

NOVA「聖騎士の〈高潔な魂〉は、戦闘やトラップで死んだばかりの従者を復活させる、とあるな」

 

アスト「だったら、やはり聖騎士の方が上位互換じゃないか。従者以外の仲間がかばえないだけで」

 

NOVA「そうとも言えない。同じ戦闘で2人の従者が死にかけたとき、〈高潔な魂〉では1人しか救えないんだ。しかし、〈かばう〉だと1ラウンド1回という制限はあるが、ラウンドが違えば、複数の従者それぞれを守ることができる」

 

アスト「だけど、罠から従者を守れないのが戦士で、罠で死んでも有効なのが聖騎士だったら、聖騎士の方が優秀だと思うな」

 

ダイアンナ「他に、【盗賊】と【怪物狩猟者】の違いも気になるところだね。どうも、さっきの説明だと【怪物狩猟者】の方が上位互換みたいだからさ」

 

NOVA「【盗賊】の持つ能力は、〈全力射撃〉〈宝物の獲得〉〈察知〉の3つが固定だ。【怪物狩猟者】は〈察知〉を持たないので、行き先の部屋が危険だから避けて、ダイスを振り直すということができない」

 

アスト「ああ、〈察知〉はなかなか便利な能力だった。ランダムイベントの危険を避けることができるから、むざむざ危険に飛び込まずに済む」

 

NOVA「【怪物狩猟者】は、〈全力射撃〉〈宝物の獲得〉の他に4つの能力があって、6つの能力から3つを選択する仕様になっている」

 

アスト「つまり、基本職は術使いを除いて、能力が固定だが、上級職はカスタマイズしやすいってことだな」

 

リバT『【怪物狩猟者】の選べる能力〈武器切り替え〉は、太刀持ち従者がいなくても、自前の能力で装備武器を瞬時に交換できます。また、〈二刀流〉は軽武器2本で、2回攻撃できるなど、なかなか優秀なキャラクターになっていますね』

 

アスト「そうやって、優秀なキャラの使えるサプリメントを買わせようとする商業戦略だな」

 

NOVA「まあ、買わなくても、ネットでデータが公開されているからな。サプリを買うメリットは、冒険シナリオそのものと、都市ガイドで購入できるアイテムとかの類だと思う。アイテムデータは情報公開されていなかったので、例えば、『混沌迷宮の試練』で入手できる騎獣の〈火吹き獣〉は同シナリオでしか得られないわけだ」

 

ダイアンナ「それは、そのシナリオのみで入手可能なアイテムこそが、お金を出してシナリオを購入したプレイヤーへのご褒美ってことだね。追加職業は売りのように見えて、ネットでもデータを公開しているから、それはネットで情報を集める熱心なファンへのサービスということか」

 

★四猫亭の幽霊

 令和6年の秋サプリ。

 ダンジョンメインのローグラにおいて、初のシティアドベンチャーを売りにした作品。

 自治都市トーンを舞台に、4人のNPC女性の誰かを相棒に選んで、共に街を散策して、宿の経営を守るというコンセプトは、なかなか面白そうなストーリーっぽい。

 新職業は【吟遊詩人】。

 幸運点に基づく職業で、〈奏楽〉と言われる呪曲を操れる。初級ルールだと、ザコアンデッドを倒す曲、従者の防御力を高める曲、交渉を有利にするための曲が奏でられる。

 さらに、吟遊詩人は、魔法使い用のアイテム(魔術点の能力が必要)を、幸運点で代用して扱うことができる。

 強くはないけど、楽器演奏という個性で楽しめる職だと思う。また、ソロで従者をいっぱい引き連れて戦わせるプレイの場合に、真価を発揮できるっぽい。

 うちは最初から、2人キャラのプレイで遊んでいるから、その場合、吟遊詩人はあまり優秀とは言えないかも。〈奏楽〉が従者以外の仲間も支援できる性能ならいいんだけどね。

 

★雪剣の頂 勇者の轍

 令和7年の春サプリ。

 なお、ローグラの通常シナリオはD66シナリオと呼ばれ、ダイス目6×6=36通りのイベントが用意されている。D33シナリオは短編で、ダイス目3×3=9通りのイベントしかない。その分、D66シナリオは3周回るというギミックに対し、D33シナリオは1周のみで手短かに終わる仕様だ。

 本作はショートシナリオ4本立て。つまり短編集という扱いで、これはこれで面白い試み。D66シナリオは3周なので、1人のキャラはレベルを3までしか上げられないけれど、本作はレベルを4つ上げられるし、9通りのイベントが4つ分だから、イベント総数は同じ36通りで、何だかお得のような気もする。

 内容は、北方都市サン・サレン。これはゲームブックで行ったことがあるような気がする。*1

 ともあれ、4つのヴァラエティに富んだ雪国での多彩な冒険が楽しめそうな。

 新職業は【秘術師】。

 シナリオサプリでは初登場の魔術師系統の職業です。使える呪文は精霊系、召喚系および精神系で、物理的な攻撃呪文の傾向が強い普通の魔術師に比べて、ファイナルファンタジーで言うところの黒魔道士に対する召喚士のようなイメージ。

 欠点は〈炎球〉のような範囲攻撃呪文を持たないので、集団戦では弱いこと。

 また召喚魔法を使うには従者点が必要なので、これもソロ向きなのかな。2人プレイだと、従者点は2点までしか伸ばせないので、強力な〈白虎〉を召喚できない(従者点が7必要なので)。

 

★エメラルド海の探索

 令和7年の夏サプリ。

 冒険の舞台は、貿易都市ビストフを拠点とした海洋。そこで巨大モンスターのクラーケンを討伐する方法を求めての海洋アドベンチャーになるらしい。

 ダンジョン探索メインのローグラが進化して、都市から広い海洋に出るなんて、クラシックD&Dエキスパートルールみたいな感動ですよ。って、感動の記憶が古すぎる(苦笑)。

 で、自分たちの乗っている船をカスタマイズできるルールとか、舞台が海ならではの特殊ルールがいろいろらしい。

 

 さらに新職業は【異国魔法使い】。

 ソーサリーの妖術師のアランツァバージョンです。

 ただ、ローグラの異国魔法のルールって、呪文の名前がソーサリーっぽいことを除けば、意外と普通の魔術と扱いは同じですな。AFFみたいに48種類を全部覚えていて、体力点と触媒アイテムの範囲で自由に使えるという豪快さはなくて(じっさいは触媒アイテムの所持数制限がなかなか厳しくて、自由というほど自由ではないんだけど)、ローグラの異国魔法は魔術師と同じように魔術点2点で1つの呪文を習得できる仕様。

 つまり、初期状態で使える術は、6つの中から3つを選ぶ。使える魔法の種類が違うだけで、ルールは普通の魔術師と同じ。まあ、新しくルールを覚える必要はないことを、プレイアビリティーの高さと考えておこう。

 そして使える呪文の特徴は、攻撃系は電撃の〈LIT〉だけで、2点ダメージ。範囲攻撃呪文はなし。面白いのは、より良い道を指し示す〈WAY〉の魔法の効果が、ランダム表を振ったときの出目を2回振って、好きな方を選ぶことができるもの。1度めに振った出目がイヤな際に、後から呪文を唱えて振り直すことも可能なので、盗賊の〈察知〉みたいに使うことも可能、と。危険を前もって分かる魔法はソーサリーっぽいと思うので(ゲームブックだと一度ネタが分かると、必要のない魔法になるのだけど)、ランダムでイベントを決めるゲームでダイス目を振り直す効果になると、結構有効になるな、と。

 異国魔法の種類的には、結構ヴァリエーション豊かな便利呪文が揃ってますな。明かりを灯したり(魔術点消費1だけでランタン持ち不要)、動物をなだめたり、幻の金貨を生み出して買い物の代金をごまかしたり、強力ではないけど便利なのが序盤の特徴。

 触媒アイテムが必要な術は、中級ルールに揃っているので、オークやオウガの召喚はそのレベルになってから。まあ、召喚魔法が従者点を必要とするのは変わらなくて、ソロでないと扱いにくいのは、【秘術師】と同じだけど、こちらは召喚がメインではない分、2人プレイでも使いやすいと思います。

 

 電子版オンリーのシナリオも、去年の夏に4つほど公開されて(先程の『あやかし』完全版もその一つ)、安価で買えるD33シナリオは手軽な冒険に向いてるかも。

 個々の作品紹介は、ここでは割愛。

 

★クトゥウルフの聖なる邪神殿

 クトゥルフネタですね。昨年末に出た最新作。

 FT書房さんは、クトゥルフ系のゲームブックも結構出してますので、ローグラにコラボして来てもおかしくはないのですが、SNEも、FEARさんのダブルクロスも、クトゥルフ関連TRPGを出して来て、とうとうローグラもクトゥルフ来たかって感じです。

 どこもかしこも、そんなに発狂したいのか、と苦笑している次第ですが(苦笑ルフ、と親父ギャグも披露して)。

 内容は、「末裔村イシュ・ムス」ってインスマスですか、ってツッコミ入れる(伏せ字にはしない)漁村を拠点に、海底より浮上した邪神殿を探索して、封印から目覚めようとする大悪魔を倒す……のは多分無理なので、もう一度封印し直す話だと思います。

 

 新職業……ではなく、新種族として、【末裔】4種が採用されています。

 さらに、D76シナリオって形式なんですね。「6面ダイスで7って何よ」って点も気になるのが、狂気仕様なのか。

 

 あと、新種族ってことで、こちらのサプリも(シナリオじゃないけど)関連商品として挙げておこう。

 去年の秋に出た『ヒーローズオブダークネス』です。

 元データは、こちらのページにもあって、言わばローグラ版『モンスター! モンスター!』なんですが、今はFT書房さんも公式に『モンスター! モンスター!』を扱う企業に成長したので、堂々と書籍刊行に至ったってことですね。

ダイアンナ「あたしが吸血鬼のキャラを扱って、何かのローグラシナリオをプレイするってのも一興だね」

 

アスト「だったら、オレは馬らしく、ケンタウロスってのもありだな」

 ネットで公開されているのは20種類のモンスター種族たち。

 一方、物理書籍では22種類のモンスターが収録されているそうですが、2種類って何と何?

 調べてみると、「顔のない者」【ウーティス】と、「孤高の神官戦士」【ナーガ】らしい。

 ウーティスって種族名はよく分からないけど、ナーガは有名だな。

 これでしょ。

 90年代のネタはさておき、要は蛇の下半身を持った人間で、ラミアにも似ている。ラミアは女性限定で血を吸うけど、ナーガは男性もいて、神の眷属、または蛇神そのもの。

 ラミアの出典はギリシャで、ナーガの出典はインドなど違いもそれなりで、そんなナーガをプレイヤーキャラにしたいなら、書籍版『ヒーローオブダークネス』を買わないと。

 まあ、吸血鬼とケンタウロスだったら、ネット上のデータで十分か。

 何のシナリオをするかも未定だけど。

 

ローグラの今後

 

NOVA「以上、シナリオを中心にローグラの現状をざっと見てきたが、今、公式で出ているのは最大でレベル18まで対応なんだな。中級ルールが大いに活用されるレベル20以上の対応シナリオがないってことで、現在はD66シナリオを3つ回せば、成長が頭打ちになるという段階。

「まあ、適正レベル関係なしに、高レベルキャラで種々のシナリオをプレイして、オレつええを満喫するって遊びもありだろうけど、公式としては、たくさんの追加職業をいろいろ試して、低レベルキャラでヴァリエーション豊かにプレイを重ねて欲しいってことだと思う」

 

リバT『ローグラの趣旨としては、初心者が手軽に冒険を楽しむ間口を広げるということにありますから、まずは初心者レベルの対応シナリオで、いつでも簡単に遊べる仕様で作り続けているのではないでしょうか』

 

NOVA「とりあえず、中級ルールが33レベルまで対応しているんだが、そこまで到達できるシナリオがない。まあ、シナリオ自作の手引きはこんな感じで出しているから、キャラを目一杯育成したいユーザーは、これでシナリオを自作するか、あるいは既存シナリオのデータを高レベル対応に調整するかでまかなってくれ、ということかもしれん」

ダイアンナ「そこまでして、ローグラを続けていきたいか?」

 

NOVA「というか、既存シナリオさえ十分こなさずに、未来の成長を夢見てる段階だから、まあ成長を急ぎすぎずに、提供された作品をじっくり追いかけていくのが一興かもな。他に追いかけたい作品もあるわけだから、キャラをいろいろ変えて、面白そうな冒険ストーリーの初心者対応シナリオをあれこれ回すのもいいだろうさ」

 

リバT『ともあれ、これでローグラの既存サプリの紹介は一通り終了しましたね。グラマス、おつかれさまでした』

 

NOVA「おお、では少し長引いたが、アストよ。FF31巻『最後の戦士』の攻略をよろしくな」

 

アスト「ああ。次回からの、主人公はオレだ!」

(当記事 完)

*1:正確には、サン・サレンに行った帰り道の雪山で刺客に襲われる話だったけど。