知識市から次へ
バナージョ(NOVA)「前回は、敵国カロシアンがばらまいた眠り病の治療方法を求めて、知識市でいろいろと情報収集した。その結果が、以下のキャラクター用紙だ」
●バナン・ジョースター(愛称バナージョ、プレイヤーNOVA)
※パラグラフ380
・技術点10
・体力点18/20
・運点10+1
・装備:剣、医療キット5個、青い飲み薬、カロシアンの黒い軍服、幸運のお守り(原運点+1)
●ロボット:ミュルミドン(スカイザーXと命名)
・技術点11
・装甲点12or10
・速度:中速or超高速
・特殊能力:変形能力(人型or戦闘機型)
手がかり
・医科大学で、眠り病に効く青い飲み薬を精製。
・飲み薬を有効にするには、ジャングルで食人植物を探す必要あるかも。
・さらに、眠っている国民全員に薬を嗅がせるにはどうすればいいか、手段を講じる必要あり。
・カロシアンのロボット操縦を習得。
・カロシアンには、決闘の風習がある(111)。
アスト「眠り病の特効薬を作って、敵国カロシアンの可変メカを奪いとったんだな」
ダイアンナ「盗みはしないと言っていたのに、博物館から〈幸運のお守り〉を拝借したんだね」
バナージョ「仕方ないんだよ。これも全ては、カロシアンが侵略してくるから悪い。侵略者を撃退してしまえば、俺は犯罪者ではなく、英雄扱いされる。いや、俺は英雄でなくても、英雄を助けるサポーターBであればいい。英雄はどこにいるんだ?」
カニコング「You are the HERO!でごわす」
バナージョ「主人公は俺だが、主人公=英雄と見なされるのは勘弁だ。ただ、この事態を解決する方法は2点ばかりある」
リバT『何でしょうか?』
バナージョ「方針その1。青い飲み薬を完全なものにするために、ジャングルの食人植物からエキスを入手する。タロス国の国民すべてが目覚めれば、カロシアンの連中を追い出すことも可能だろう」
ダイアンナ「ジャングルへ向かうんだね」
バナージョ「方針その2、カロシアンの王ミノスに決闘を挑んで勝利すれば、カロシアンの慣習により、俺の命令をカロシアン人は断れない。すぐに軍を撤退させて、タロス国と和平を結び、2度と攻めては来ないという約定をかわす」
アスト「勝てるのか?」
バナージョ「ミノス王の機体は、例のラスボス、スーパー戦車みたいだから、今のマシンじゃ勝てそうもない。もっと強力なロボットが必要だ。そうだなあ、このスカイザーXにパワーショベルを取り付けて、破壊力を高めるような改造はできないか?」
リバT『機体の設計思想が大きく異なりますので、不可能です』
バナージョ「だろうな。バルキリーにゴルディオンハンマーを装着するようなものだから、無理なのは分かっていた。バルキリーの攻撃力を上げるためには、アーマードパックを換装するか、反応弾みたいな強力なミサイルが必要だ。とにかく、もっと強いロボを求めて、産業(インダストリー)市へ向かうところから、今回はスタートする」
AIの話と、ここまでのIFルート
アスト「ところで、産業市に向かう途中で、機体制御のAIをスカイザーX用に調整したりはしないのか?」
バナージョ「ああ。では、AIダイナと、AIクラブに続く、第3のAIモードをアストに任せようか」
アスト「よし、カロシアン製の機体に最適化されたAIカーロスが起動するぜ。カーロスは、カロシアンの文化の影響が大きく出て、ヒャッハーと略奪蛮族みたいな思考パターンを持っている。『大将、このまま王さまのところに乗り込んで行って、仕留めちまいな。オレたちの最強ぶりを示せば、世界は思うがままだ』とバナージョをそそのかす」
バナージョ「ろくでもないな、カロシアンは。もしかして、連中のメカは全部、この手のAIが支配していて、戦意を焚きつけているのか? パイロットはただの操り人形で、実はミノス王もAIに乗っ取られているとか?」
リバT『そういう設定ではなかったと思いますが。そもそも、87年のゲームブックですから、AIという言葉も一般的ではなかったはず』
バナージョ(NOVA)「AIという単語を俺が知ったのは、1990年のドラクエ4だったと記憶する。それまでは、フィクション的なロボット(人工知能)はいろいろあったが、家電にファジィ機能が付いたりして話題になったのも、それぐらいの時期か」
ダイアンナ「つまり、AIという言葉が普通に使われるようになったのは、平成に入ってからなんだね。昭和の作品には、登場しない?」
バナージョ「人工知能(Artificial Intelligence)という言葉は、1956年からジョン・マッカーシーが学術用語として使ったのが最初らしいが、その後、紆余曲折を経て、AIという略称が一般に使われるようになったのは平成の頭だと思う。先述のドラクエ4の他、フィクションでは93年の『勇者特急マイトガイン』からロボットの持つ心として『超AI』という単語が使われていた。もちろん、それ以前から自律思考型ロボットはいろいろとフィクションで登場していたが(日本のアニメだと1963年の『鉄腕アトム』から)、AIという略称が浸透したのは90年代なんだろうな。ドラクエ4のAI戦闘がその言葉を日本に浸透させたと考えている」
アスト「とにかく、ロボコマの原典ではAIという用語は使われていない。ロボットの操縦をサポートするAIというのも、当記事の追加設定なんだな」
バナージョ「さすがに21世紀のロボ操縦で、AIによるサポートなしというのは考えにくいからな。そもそも味方の人間が全て眠っているという設定なので、会話できるNPCがロボットしかいない物語だ。まあ、本作に登場する人工知能は、あらかじめプログラムされた行動しかできないようで、カロシアンの侵攻を自動迎撃する防衛システムは設定されていなかったようだが」
リバT『心を持った機械の暴走や反乱というテーマではないのですね』
バナージョ「ともあれ、AIについて考えるのはこれぐらいにして、ついでにIFルートについて話しておこう。最初に目的地として、知識市と産業市の2択になるんだが(パラグラフ70番)、知識市を選ぶとプテラノドンに襲われた。もしも産業市を選んでいれば、ティラノザウルスに襲われるんだ」
アスト「それはかなり厳しくないか?」
バナージョ「厳しい。ドラゴンフライで空を飛んで行けば、ティラノとの遭遇は回避できるんだが、カウボーイで陸路を選んでいたら、ティラノに負けて、食い殺されてバッドエンドを迎える可能性が結構ある」
ダイアンナ「これから向かう産業市でも、そういう危険はあるのかい?」
バナージョ「いや、ティラノと遭遇するのは、最初に産業市を選んだときだけで、知識市→産業市という順番なら、安全に行き着ける。つまり、我々は正解ルートを選んだというわけだ」
リバT『最も危険なのは、最初の機体にカウボーイを選んで、それから先に産業市に向かうことですね。ティラノと遭遇して、いきなりバッドエンドに陥る可能性が十分にあった』
バナージョ「次に、このゲームの面白さは、機体が破壊されても、即ゲームオーバーじゃない点だな。ティラノ戦で負けても、運だめし成功で、何とか脱出できる。体力点をそれなりに削られるが、機体を失った後、装甲点0のロボット・カーを見つけて、一応はゲーム続行可能だ」
アスト「装甲点0って、次に戦闘したら、即ゲームオーバーじゃないか?」
バナージョ「逃げるしかなくて、かなり厳しいゲーム展開だな。そこから新たな機体を見つけてリカバリー可能なのか。一方、知識市へ向かう途中のプテラノドン戦で、もしも運悪く負けてしまったら、ドラゴンフライだと墜落死する恐れがある。カウボーイだと確実に生き残れるし、すぐにビルドコング(掘削ロボ)を拾えるので、リカバリーは簡単だ」
ダイアンナ「機体が破壊された後の選択肢が面白そうだね。普通は、負けたらゲームオーバーだから、その後のストーリー展開は考えないけど、本作は脱出からの機体乗り換えというリカバリーがある」
バナージョ「さらに米ジャクソンの特徴らしい双方向移動があって、一度訪れた場所にもう一度、来ることもできる。もちろん、1回きりのイベントや、再訪問不可能な場所もあったりするし、再訪問のリスクがあったりもするけど、別の場所でフラグを立ててから、再訪問することで物語が進展するケースもあるから、面白い。現段階で、再訪問の意味がありそうなのは、2ヶ所だな」
- 恐竜保護地区の管理棟:何かのアイテムが隠されているらしいが、情報を得ていないので、今はまだ見つけられない。
- 恐竜保護地区のロボット倉庫:スーパー・カウボーイがいっぱい収納されている。機体の装甲点がボロボロになっても、ここに来れば自由に交換できるので、リカバリーが簡単にできるようになった。
リバT『では、知識市の再訪問は隠しアイテムのフラグを立ててからにして、今は産業市へ向かいましょうか』
産業市への訪問
バナージョ「知識市を出たパラグラフ380番では、産業市の他に、ジャングル市、嵐市、宗教市に向かうことができる。ジャングル市には、食人植物のエキスを探すという目的があるが、嵐市と宗教市は何だろうな?」
アスト「気になるのか?」
バナージョ「これが英ジャクソンのゲームブックだったら、一期一会の選択肢があって、例えば、ここで嵐市に向かわなければ、クリア不能という展開もよくありがちなんだけど、米ジャクソンのゲームはもっと自由度が高いと思うんだな。だから、他を訪れる機会はまたあると信じて、今回は最初の予定どおり、産業市に向かう」
リバT『それでは途中でティラノザウルスに遭遇することもなく、産業市に到着しました。次の選択肢は、燃料精製工場、ロボット実験センター、市の地下トンネル、市内散策の4ヶ所です。また、街を出ることも可能です』
バナージョ「その選択肢なら、ロボット実験センターが気になるな。新型のパーツや武装が見つかるかもしれん」
リバT『確かに、最高機密の実験が行われていると聞いたことがありますね。では、実験センターの建物に入ると、案内板にこのような表記があるのが分かりました』
- 2階:インターフェイス機器
- 3階:兵器開発
- 6階:体力強化計画
- 10階:ロボット抑止工学
バナージョ「その他の階層は、事務室とか俺の興味を惹かない場所ってことだな。順に調べてみるとするか」
2階のインターフェイス機器では、操縦サポート用のヘルメットを入手。これはロボ操縦の技術点を+1できるアイテムで、最大11まで増幅できる。技術点11や12のキャラには無用の長物だが、操縦技術が中の上(10)のバナージョにとっては、エースパイロットに近づけてくれる夢のアイテムである。
喜んで、ヘルメットを装着するバナージョ。
バナージョ「実験センターはいいところだな。次は、兵器開発室に行くぜ」
リバT『すると、警備ロボットに「ここは立ち入り禁止です」と止められます。ここに入るには、このロボットを攻撃しないといけません』
バナージョ「機械だから、説得しても無駄だろうな。よし、他の階を一通り回ってから、もう一度、出直して来るか。ここで警備ロボットを攻撃すると、他の階を見る余裕がなくなりそうだからな」
6階の体力強化計画の部屋を覗いてみると、実験中の強化スーツがあったが、制御機構に問題があるらしく、暴走して2点ダメージを受ける(残り体力16)。
10階は本棚の置かれた部屋で、本を調べているうちに、棚の本が落ちてきて、頭に命中して1点ダメージ(残り体力15)。
バナージョ「うう、まさか本棚にトラップが仕掛けられているとは……まあ、魔法使いの部屋だとよくあることではあるが、SF作品で、そういうケースは少ないと思う」
アスト「《クロノス》の能力で危険を回避したりはできないのか?」
バナージョ「罠があるだろうと予見していれば、スタンド能力を使おうと思うが、毎回、それをするのもズルいからな。被害が少ないときは、潔くダメージを受け入れる。もしも、技術点が減ったり、攻略に支障をきたす致命的な罠だった場合は、多少のズルはすることもあるが、これぐらいのダメージで騒いだりはしない。まあ、2回めがあれば、ここは避けて通るだろうが、ダメージを受けることもゲーム性だと思うぞ」
ダイアンナ「問題は、体力回復手段だね」
バナージョ「知識市の医科大学は、実験生物だらけで再訪問できそうにないからな。どこかで回復ポイントを見つけたいところだ」
リバT『では、実験センターを一通り見てまいりました。3階の兵器開発室に突入しますか?』
バナージョ「ああ。本で頭をぶつけて、少し凶暴な気分になっている。ここは新開発の武器をゲットして、憂さを晴らしてやらないとな」
リバT『では、それを妨害する警備ロボット(技8、体10)と戦いになります』
戦いの結果、4点ダメージを受けて、残り体力点11点になったバナージョだったが、戦利品として新兵器の《追跡ミサイル》をゲットする。これはどんなロボットにも装備できて、1発だけだが敵に10点ダメージを与える強力な武装だ。
これを使えば、ラスボスを倒すのも簡単かもしれない。
バナージョ「よし、スカイザーXに《追跡ミサイル》を装備して、いざという時の切り札にしよう。さて、次は体力をどこかで回復したいところだが、市内を調べたら、薬屋とかないかなあ?」
産業市の探索
市内をテキトーにぶらつくバナージョ。
東西のどちらに向かうか、という選択肢で、まずは東へ進むと、そこにはロボット修理工場があった(1度だけ装甲点を完全回復できる)。一方、西でも廃品置き場があって、そこにいる猿が主人の溶接師の手伝いをしていたようで、仲良くできると装甲点を4点分修理してもらえる。
愛機を回復できる場所はありがたいが、今は自分の体力点を回復できる場所が欲しいので、ここは必要時にまた立ち寄ることにする。
次に怪しげな地下トンネルに潜り込むバナージョ。
左右に分かれた通路に、本作初のダンジョン探索の匂いを感じたバナージョは警戒しつつも、まずは右(15)に行く。地下深くに潜った先には倉庫(340)と、さらに下りのトンネル(178)があり、倉庫に入ると、廃棄されたポンコツロボットがいっぱいだった。
倉庫の端にはエレベーターがあり(269)、それとは別に狭い通路もある(398)。
エレベーターには、緑、赤、青の3つのボタンがあって、ここで《クロノス》を使用して未来予知すると、赤いボタンを押すとバッドエンドだと判明。急上昇しているエレベーターのケーブルが突然切れて、急落下して死ぬという未来が見えたので、それは避けて、緑のボタンを押すと、398に合流した。一方、青いボタンだと15に合流して、来た道を戻ることになる(こういうことがあるので、ダンジョン探索にはパラグラフ番号の記録が必要なのだ)。
398の通路に入ると、今度は小さなエレベーター(307)と、未踏の178の通路に至る。
307のエレベーターは、実験センターの建物に通じていたが、そこは警備ロボットがいっぱいで、もう入れない(苦笑)。
もう一度、地下トンネルの未踏部分を探索することに。
最初に左に行くと、上り道(72)と下り道(15)に至るが、後者は踏破済みなので、上り道を進むと、疲労のあまり体力点1点を失う(涙目)。残り体力が10となって、そろそろ医療キットを使おうか迷ってみるが、もう少し探索を続けることに。
疲労してたどり着いたところが、340だったので、骨折り損のくたびれ儲けだなあ、と思いながら、未踏の178に行くと、そこでも1点疲労して、結局は堂々めぐりの場所だと分かった。
結論、この地下トンネルは、何のアイテムも情報も得られない、ただのパラグラフ稼ぎのためだけの場所と判明。2度と来るものか、と思いながら、腹いせに医療キット5個を全て使って、体力点14に回復したバナージョでした。
もしも、体力が尽きて、攻略失敗に終わったら、本記事の最初のデータから続きをプレイしようと思いつつ。
実験センターの6階と10階と、地下トンネルは入る必要ないからね、と記録しておく。
カロシアンの合言葉
バナージョ「何だか不毛な探索をあれこれした挙句、残すところは燃料精製工場だけとなった」
リバT『そこはロボットの動力源である核燃料が保存されています』
バナージョ「核燃料って80年代だなあ。チェルノブイリっていつだっけ?」
リバT『原発事故があったのは、86年4月26日ですね』
バナージョ「本作の発表が86年だから、執筆時はまだ原発の危険が世界中に浸透する前だったんだろうな。核エネルギーは夢のエネルギーとして扱われた最後の時期かもしれない。核戦争は怖いけど、原発は一部の反対者を除けば、上手く管理できるはず、という認識だった」
リバT『その前に79年のスリーマイル島事故が知られていましたけどね』
バナージョ(NOVA)「その時の俺は8歳だったから、まだ核とか原子力とかよく分かっていなかったんだな。原爆の恐ろしさを知ったのは、小学3〜4年頃だし、そこから83年までに、ゴジラ映画なんかで知って行ったのだと思う」
アスト「とにかく、ロボコマのロボットの動力源は、核燃料なんだな」
リバT『そして、燃料精製工場は戦略拠点になりますので、カロシアンの駐屯部隊が見張っていますね』
バナージョ「現代人の常識として、こんな場所を戦場にする勇気は、俺にはないなあ。ただ、俺はカロシアンの軍服を着ているし、機体も敵のものだ。仲間のふりをして近づいてみるが?」
リバT『すると、無線でカロシアン人が合言葉を呼びかけてきます。「88!」』
バナージョ「え? ええと、九九になぞらえて、『64』と答えてみるが?」
リバT『ジャングルに入って、死にました』
バナージョ「はい?」
リバT『話がつながっていませんね。つまり、その合言葉はハズレです。あなたは敵だと見なされて、攻撃を受けました。装甲点を1点削って、戦闘です』
バナージョ「逃げる」
リバT『追い討ちでダメージをさらに2点受けて、何とか逃げ延びることができました。この燃料精製工場には2度と来れません』
なお、仮に戦闘で勝ったとしても、この場所で得られるものは特にないので、無駄にダメージを受けるだけの場所でした。
一応、カロシアンの合言葉の数字の1つ(88)を入手できたことがメリットになります。
バナージョ「スカイザーXは3点のダメージを受けたが、先程訪れた『猿の溶接師助手』のところへ行って、修理してもらう。結局のところ、産業市に来たメリットは、技術点+1のヘルメットと、《追跡ミサイル》だけだったようだな」
リバT『では、産業市の探索はこれで終わって、次の目的地に向かいましょう。産業市を出るパラグラフは309番。そこから行けるのは、知識市、娯楽市、ジャングル市、ガーディアン市です』
バナージョ「ガーディアン市へのパラグラフは、1XXになっているんだな。この未知の数字を知らない限り、そこには行けない、と」
アスト「確か22だったよな」
バナージョ「その数字を入手したのはIFルートなので、今回は行けない。また、IFルートを特集する際に、確認してみよう。それで、次の目的地は……ジャングル市ではなくて、娯楽市だ。たぶん、ジャングルは危険だと思うので、娯楽市で体力を回復できないか確認したい」
ダイアンナ「娯楽を楽しみたい、という本音もあるんだろうね」
バナージョ「娯楽の原語はエンタメかなあ、と思って調べると、プレジャー(pleasure)の方だった。果たして、どんな街かなあ」
娯楽市にて
リバT『ここは国のリゾート地域です。ゲームセンターと飛行場に行くことができます』
バナージョ「よし、ゲームセンターへ行くぞ」
リバT『ゲームセンターには、3つのアーケード・ゲームがあります。《ワスプ戦闘機》、《恐竜狩り》、《カロシアン人を倒せ》のどれをプレイしますか?』
バナージョ「遊んでる場合じゃないんだけどな、と思いつつ、《恐竜狩り》をプレイするぞ」
リバT『これはホログラムに映し出された恐竜を銃で撃つゲームですね。ゲームは単調で、非常にうんざりしたものです。日頃から牧場で恐竜に接しているバナージョさんから見て、恐竜の画像も動きもリアルとは程遠い、子ども騙しな代物でした』
バナージョ「まあ、80年代のゲーセンのゲームに過剰なリアリティを求めても仕方あるまい」
リバT『なお、バーチャル装置の扉に注意書きの用紙が貼られています。「このゲームは現在開発中の装置《透明マント》モデル3を着用して行います。《透明マント》モデル3は、いま恐竜保護地区でもテスト中です」とのこと』
バナージョ「そうか。恐竜保護地区には、《透明マント》があるんだな。これはいい情報だ。後で取りに行こう」
ついでに他のゲームもチェックしてみることに。
《ワスプ戦闘機》は、実験機ワスプのモデル200を操作するシューティングゲーム。ある程度、プレイすると上級ゲームをプレイできる。上級ゲームをプレイすると、運だめしを要求されて、それに成功したので、ワスプ戦闘機を操縦する際の技術点が+1になった。失敗すると、疲労で体力マイナス1になるところだった。
ところで、ワスプ戦闘機ってどこで手に入るのだろうか?
もう一つの《カロシアンを倒せ》は、カロシアン人のホログラムを撃つシューティングゲームだけど、機械が壊れていて、電気ショックが発生する。
下手すると、技術点マイナス1になるので、《クロノス》効果で避けた。
遊びの時間はこれで終わって、飛行場に向かう。
すると、そこにワスプ戦闘機があった。
●ワスプ戦闘機
装甲点6、速度・超高速、戦闘ボーナス+2
特殊能力:戦闘ラウンドで、敵の攻撃力より4以上大きい攻撃力を出した場合、2回分のダメージを与えられる。
バナージョ「これはいい機体だな。今の俺が乗ると、技術点が10+2(機体ボーナス)+1(ヘルメット効果)+1(ゲーセンで練習した)で、合計14になる。敵よりも速度が高ければ、さらに+1されて15になる。打たれ弱いという欠点を抜きにしても、非常に強い。では、そこに《追跡ミサイル》を積んで乗り換えだ」
ダイアンナ「だったら、サポートAIはあたしのダイナが担当するよ」
アスト「AIカーロスの出番は少なかったなあ」
バナージョ「では、このままジャングル市へ向かうとするか。ゲーセンで鍛えた操縦技術を見せてやるぜ」
ワスプ戦闘機のモデル番号200を知らなければ、操縦方法の習得に時間がかかるので、2回の戦闘を行うまで戦闘ボーナス+2が得られないところですが、ゲーセンで操縦慣れをしているってことで、最初から機体の性能をフルに発揮できる状態。
そして、ジャングル市へ向かう途中で、カロシアン人の操る同型機と遭遇。相手の技術点は11で、同型機でなければ、速度の差で不利だったかもしれない。
しかし、技術点14なら3差で勝っている、と思い、安心して攻撃したら、敵の攻撃力が出目11で22に達して、しかも、こっちの出目が5。つまり、攻撃力19。残り装甲点4。
2ターンめは敵20VS自分17で、さらに2点ダメージを受けてしまい、残り装甲点2というピンチに陥る。
3ターンめは敵18VS自分26で、こちらが2倍ダメージを与えて、相手の装甲点残り2点。
4ターンめは敵18VS自分19で、かろうじて競り勝つことができました。
ふう、死ぬかと思ったぜ。
果たして、このボロボロの実験機ワスプで、戦い抜くことができるのか。
次回、ジャングル市(パラグラフ137)から再開。
(当記事 完)