ウルトロピカルな⭐️GT(ゲーム&トレジャー)島宇宙

南の島と上空の宇宙宮殿を舞台にTRPGや特撮ヒーローなどのおしゃべりブログ。今はFFゲームブックの攻略や懐古および新作情報や私的研鑽メイン。思い出したようにD&Dに触れたりも。

TRPG(D&D)

マスターシナリオと世界観の話

★ミスタラとレルムの違い NOVA「さて、今回はミスタラとフォーゴトン・レルムの違いを考えてみよう」 ハイラス「ミスタラはクラシックD&D、レルムはアドバンストD&D以降の現D&Dの背景世界でござるな」 NOVA「ああ。だから、双方のゲームシステムの違いがその…

ミスタラ懐古録2

★ミスタラを追っかけて NOVA「フォーゴトン・レルムを探索しようとしたら、なぜかミスタラ世界に迷い込んでしまった俺である」 ハイラス「NOVA殿が寄り道好きなのは、今に始まったことではないでござるからな」 NOVA「で、現在は公式で展開されていないミス…

ミスタラ懐古録

★クラシックD&D世界の探求 NOVA「最近は、昔のRPG雑誌の記事切り抜きなど、いろいろ発掘して研究中なんだが」 ハイラス「まるで、リアルな魔術師ライフでござるな。古代文明の遺跡から出土した古文書を解読するとか」 NOVA「それでロードスなんかは資料も分…

D&Dゲームシナリオの話3

★ミスタラとフォーゴトン・レルム NOVA「今回は、クラシックD&Dのコンパニオンルール用シナリオ1(C1)『大いなる試練』の話をしようと思うのだが……」 ハイラス「何か不都合でも?」 NOVA「ああ。クラシックD&Dの背景世界は、新和時代にはガゼッタワールドと…

D&Dゲームシナリオの話2

★クラシックD&Dのシナリオ話の続き NOVA「さあ。今日は昨日のベーシックシナリオに続いて、エキスパート以降の手持ちシナリオの話をするつもりだ」 ハイラス「最近は、こちらに入り浸ってばかりでござるな」 NOVA「ああ。ローテーション的には、翔花伝の話の…

D&Dゲームシナリオの話

★休日のお買い物 NOVA「D&Dのシナリオが出たので買った」 ハイラス「少々高い買い物でござるが、資金繰りは大丈夫でござるか?」 NOVA「なあに、パスファインダーRPGに比べれば安いものだ。年末に買えなかったルールブックもようやくゲットだぜ」 ハイラス「…

フォーゴトン・レルムの話3

★久々のフォーゴトン・レルム NOVA「今日は、ようやくフォーゴトン・レルムの話の続きをするぞ」 ハイラス「おお、ついに。それで、一言で言って、フォーゴトン・レルムとは、どのような世界でござるか?」 NOVA「難しいな。剣と魔法のファンタジーなんだが…

ミスティックという職業

★前置き NOVA「今回は、フォーゴトン・レルムの話ではなくて、クラシックD&Dマスタールールと、ソード・ワールド2.0の話をする」 ハイラス「それはまた唐突でござるな」 NOVA「まあ、本来ならフォーゴトン・レルムの話の続きとか、AD&Dとか5版とか、ソード・…

フォーゴトン・レルムの話2

★久々の魔術師とドルイドOP ハイラス「ようやく、スパクロとやらの世界探索が終了したようでござるな」 NOVA「ああ、ご無沙汰だったな。あっちの世界でも、勇者や、魔神や、天翅や、世界滅亡の危機やらとで大変だったぜ。まあ、当面は小康状態で落ち着いた頃…

フォーゴトン・レルムの話

★魔術師とドルイドOP ハイラス「ようやく、娘御の問題が一つ解決したようでござるな」 NOVA「ああ、ハイラスにはいろいろ心配を掛けたな。おかげで晶華から吸血成分が抜けて、これからは健全な魔法少女ライフをエンジョイできそうだ」 ハイラス「その物語の…

D&Dポーションの話・完結編

★4版と5版 リトルNOVA「さて、今回でD&Dポーションの話を終わらせる予定なんだけど……」 ハイラス「けど?」 リトルNOVA「4版と5版を同じ記事で語るのって、ずいぶんと困難だなあと思って」 ハイラス「何故に?」 リトルNOVA「対極的なシステムだからさ。4版…

ポーションの話の続き

★ドルイドさんとポーション話 リトルNOVA「おおい、ハイラスおじさん。ポーションの研究に付き合ってよ」 ハイラス「いくら子供の姿とはいえ、中身は年上の相手におじさん呼ばわりされるのは心外でござる」 リトルNOVA「だったら、おい、ハイラス。ポーショ…

マジックアイテムのお話

★マジックアイテムの歴史 カテゴリーを新たに「TRPG(D&D)」にすることで、改めてマジックアイテムの話をば。 クラシックD&Dは現在のTRPGの標準と比べても「Do It Yourself(自分で作れ)」の傾向が強く、その分、DMの創作能力や想像力を刺激させられたと記…

D&D各ルールブック紹介4(その4)

★DMルールの概説 前回で、黒箱マスタールールのプレイヤーズマニュアル紹介は終了したので、今回でDMルールの紹介もさらっと総括的に終わらせるつもりです。 今の流れでは、マジックアイテムの話を展開したいのですが、その一番の理由は、DMルールに「アーテ…

D&D各ルールブック紹介4(その3)

★前書き(城塞攻略の話とか) さて、クラシックD&Dの黒箱マスタールールの話の続き、からマジックアイテム話に展開するのが本記事の趣旨となります。 まず、マスタールールの構成をもう一度、確認すると、2冊の本がありまして、プレイヤーズマニュアルが32ペ…

D&D各ルールブック紹介4(その2)

久々のタイトルですな。 前に、このタイトルで書いたのは、7月22日。 その時は「クラシックD&D話を秋には終わらせる予定」と書いていて、うん、まだ秋だ。 そろそろ半分、過ぎようとしているけど、まだ間に合う。 景気付けにマスタールールの表紙絵でも貼り…

AD&Dとマスタールールの背景(その3)

前回は、70年代後半から80年代のスピルバーグ映画の成功が、D&Dの持つ冒険要素やSF的センス・オブ・ワンダーの精神とうまくマッチングして、一つの流行と伝統を形作っていった流れを書いてみました。 ここにコンピューターゲームの動向と、ファンタジー小説…

AD&Dとマスタールールの背景(その2)

前回は、スタートレックとトラベラー、スターウォーズとD&Dという対照的なSF映像作品とTRPGの関係性について語ってみました。 まあ、元々は、スターウォーズとAD&Dの同時代性および共通点を語りたかっただけで、スタートレックやトラベラーにまで踏み込むつ…

AD&Dとマスタールールの背景(その1)

今回は、アドバンストD&Dと、クラシックD&Dのマスタールールに話題が移ったので、ルールの中身ではなく、その背景事情を歴史的に振り返ってみたいと思います。 まあ、ゲイリーさん中心の歴史はすでに書きましたが、今回は多元宇宙と絡めた上での背景をば。 …

ドワーフの道

さて、今回はAD&Dから新世紀D&Dのドワーフについて、いろいろ話してみたいと思う。 なお、クラシックD&Dのドワーフについては、4月4日の記事で先に書いてあるので、そちらも参照してほしい。 ドワーフというキャラは、トールキンの『ホビット』『指輪物語』…

アドバンストD&D(その2)

NOVA「本日7月27日は、ゲイリー・ガイギャックス氏の誕生日だ」 ハイラス「何と。かの偉大なお方がこれからお生まれになるのか?」 NOVA「何でやねん。80年前の今日、1938年の7月27日に生まれた日ってことだよ。誕生日ってことは普通、過去形であって、未来…

D&D各ルールブック紹介4(その1)

今回は、クラシックD&D4セット目のルールブックの紹介になります。 というか、3セット目のコンパニオンルールがやたらと長かったですね。 最初の記事が4月19日で、かれこれ3ヶ月前。 その前のエキスパートルールが4月14日で、たった一回の記事で終わっている…

コンパニオンDMの道(その3 完結編)

今回は大人バージョンで進めようと思う。 そして早速だが、コンパニオンDMの道は今回で終了しようと考えた。 ハイラス「それはまた、どうしてでござるか?」 一言で言えば、ネタ切れだ。話をAD&Dや新世紀D&Dまで広げてから、改めてクラシックD&DのDMルールブ…

ドルイドの道(その5 アドバンスト完結編)

リトルNOVA「長かったD&Dドルイド考察も、今回で一旦終了だよ」 ハイラス「すると、私の出番もこれで終わりになるのかな」 リトルNOVA「いや、引き続き、ハイラスおじさんには、ソード・ワールド2.5の解説に協力してもらうよ。世界はアレクラストじゃないけ…

ドルイドの道(その4 続々アドバンスト編)

リトルNOVA「たっだいまー」 ハイラス「うわあ、NOVA殿。まだ、時間は失われたままでござるか?」 リトルNOVA「いや、時計の電池交換はしっかりしてきたよ。ザ・ワールド、時は動き出すって感じで、時空魔術師は復活した。これで安心だ。いろいろ心配かけた…

ドルイドの道(その3 続アドバンスト編)

NOVA「時間が止まった」 ハイラス「ハッ? 突然、何を言い出すでござるか?」 NOVA「今日、仕事へ行ったときに、ふと左手首を見ていて気付いたんだよ。愛用の腕時計の針が動いていないことに」 ハイラス「何だ、機械の話でござるか。そのような文明の利器に…

アドバンストD&D(その1)

さて、今回はようやくにして、アドバンストD&Dの記事を書いてみる。 まず、前置きとして、日本におけるアドバンストD&Dというものがどういう位置付けか語ってみよう。 新和社から日本語版D&Dの赤箱ベーシックセットが85年に発売された時をもって、仮に日本の…

私的D&D史(デイヴ・アーネソンについて)

さて、多元世界の話と並行して、D&Dのもう一人の生みの親デイヴ・アーネソンについても書いてみたいと思う。 ハイラス「どうして、一つに集中せず、そういうややこしいことをするのか?」 うむ、D&Dの多元世界について書く場合、ハイラスは何が必要と考える…

コンパニオンDMの道(その2)

さて、今日は多元宇宙の話だ。 こういう話だと、次元ドルイドの出番だと思うので、ハイラスさんにも登場願おうと思う。 ハイラス「うむ、木曜日を花粉症ガールの日と設定するなら、土曜日をドルイドの日に設定してもいいのではないか、と最近考えるに至った…

コンパニオンDMの道(その1)

さて、前回で次元ドルイドのハイラスさんとの「ドルイ道トークタイム」も一旦まとまり、次の記事に移ろうか、と考えたりします。 方向性は、大きく3つ。 ●1.私的D&D史の話の続き これはAD&Dの2版とか、少し遡って、1版とか、D&Dのもう一人の生みの親であるデ…